Excelで作業中に、間違って上書き保存をしてしまった!という経験はありませんか
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Excelには「バージョン履歴」や「自動保存機能」を活用することで、誤って上書き保存したファイルを元に戻せる可能性があります!
本記事では、Excel の上に書き保存を戻す方法を 5 つ紹介します。
✅ 「バージョン履歴」から復元(Excel 365・2019・2016 対応)
✅ 「元に戻す(Ctrl + Z)」を活用
✅ 「自動回復」から復元
✅ 「以前のバージョン」から復元(Windows の機能)
✅ 「バックアップファイル」から復元
目次
「バージョン履歴」から過去の状態に戻す(Excel 365・2019・2016)
Excel 365やExcel 2019/2016では、「バージョン履歴」を使うことで、以前のデータに戻すことが可能です。
✅「バージョン履歴」から復元
📌 手順
- Excelファイルを開く
- 「ファイル」タブをクリック
- 「情報」→「ブックの管理」→「バージョン履歴を表示」
- 復元したいバージョンを選択し、「復元」ボタンをクリック
✅結果:過去の状態のファイルを復元できる!
⚠注意点
- OneDriveやSharePointで保存している場合に有効
- バージョン履歴が記録されていないと利用不可
「元に戻す(Ctrl + Z)」を活用
Excelで上書きする前であれば、「Ctrl + Z(元に戻す)」で変更を取り消せる場合があります。
✅「Ctrl + Z」で変更を取り消す
📌 手順
- Excelを開いた状態で「Ctrl + Z」を押す
- 必要な回数だけ押して、上書き前の状態に戻す
- 「Ctrl + S」で正しい状態のファイルを再保存
✅結果:間違った編集を消して復元できる!
⚠注意点
- Excelを閉じてしまうと「Ctrl + Z」では戻れません
- 大幅に編集した後だと、戻しきれない可能性がある
「自動回復」機能から復元(未保存のファイルも復元可能)
Excelには、「自動回復」機能があり、未保存のファイルを一時保存する仕組みがあります。
✅「自動回復」から復元する
📌 手順
- 「ファイル」タブを開く
- 「情報」→「ブックの管理」→「保存されていないブックの回復」
- リストから復元したいファイルを開く
- 「名前を付けて保存」で新しいファイルとして保存
✅結果:未保存データを復元できる!
⚠注意点
- Excelを閉じた後でも「自動回復」ファイルが残っている場合に有効
- 一定時間経つと自動的に削除されるため、早めに対応が必要
「以前のバージョン」からファイルを復元(Windows機能)
Windowsには、「以前のバージョン」という機能があり、過去のファイルを復元できる場合があります。
✅「前のバージョン」から復元(Windows 10 / 11)
📌 手順
- 上書きしたExcelファイルを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「以前のバージョン」タブをクリック
- リストから復元したいバージョンを選択し、「復元」ボタンをクリック
✅結果:上書き前のバージョンを復元できる!
⚠注意点
- Windowsの「ファイル履歴」や「システムの保護」が有効になっている場合のみ利用可能
- 手動で有効になっていないと使えない場合がある
「バックアップファイル」から復元
Excelの設定によっては、自動でバックアップファイル(.xlb)を作成している場合があります。
✅「バックアップファイル」から復元
📌 手順
- 上書きしたExcelファイルと同じフォルダを確認
- 「バックアップ」フォルダや「~」をついたファイルを探す
- 見つかった場合は開いて内容を確認
- 必要な場合は「名前を付けて保存」で元のファイルに戻す
✅結果:バックアップファイルから復元できる!
⚠注意点
- Excelの設定で「バックアップを作成する」が有効になっている場合のみ利用可能
- 新しいファイルには適用されないことが多い
まとめ
Excelで上書き保存を戻す方法は、状況に応じて選択しましょう。
📌 どの方法が最適ですか?
方法 | おすすめのシーン | 達成 |
---|---|---|
「バージョン履歴」 | OneDrive/SharePointで保存している場合 | ★☆☆☆☆ |
「Ctrl + Z(元に戻す)」 | 上書き保存前なら取り消し可能 | ★☆☆☆☆ |
「自動回復」 | 未保存の状態でも復元できる | ★★☆☆☆ |
「以前のバージョン」 | Windowsの機能を利用して復元したい | ★★★☆☆ |
「バックアップファイル」 | Excelのバックアップ設定が有効であれば復元可能 | ★★★☆☆ |
📌どの方法を選べばいいですか?
✔ OneDriveやSharePointで管理している→「バージョン履歴」
✔上書き前なら「Ctrl + Z」で取り消す
✔ Excelを閉じた後なら「自動回復」や「以前のバージョン」
✔バックアップ設定が有効なら「バックアップファイル」