Excelで年齢を計算する際、単に「何歳」だけでなく、
「○歳○ヶ月」まで表示したい場面ってありますよね?
✔ 保育園・学校などで「〇歳〇ヶ月」の年齢を把握したい
✔ 医療・福祉などの記録で細かい年齢管理が必要
✔ 生年月日から自動で「○歳○ヶ月」と表示させたい
そんなときに便利なのが、DATEDIF
関数を活用した年齢の計算です!
目次
基本の考え方:「何歳何ヶ月」の構成
項目 | 内容 |
---|---|
年齢 | 生年月日から今日までの「満年数」 |
月齢 | 生年月日から今日までの「年を除いた月数」 |
これを Excel で自動計算するには DATEDIF
関数を2回使います!
✅セルA1に生年月日がある場合の数式
=DATEDIF(A1,TODAY(),"Y") & "歳" & DATEDIF(A1,TODAY(),"YM") & "ヶ月"
✅ 解説
DATEDIF(A1,TODAY(),"Y")
:年齢(満年数)を取得DATEDIF(A1,TODAY(),"YM")
:年を除いた月数(満年齢で足りない月)を取得& "歳" & …
:表示をつなげて「○歳○ヶ月」に整形
使用例
A1 に 2018/06/15
がある場合、2025年2月10日時点で:
=DATEDIF(A1,TODAY(),"Y") → 6
=DATEDIF(A1,TODAY(),"YM") → 7
⇒ 表示:6歳7ヶ月
【Excel】TODAY関数を使って年齢を自動計算する方法【生年月日からカンタン算出】
今ではなく任意の日付時点の年齢を出す
将来や過去の日付での年齢を知りたいときは、TODAY()
の代わりに日付セル(例:B1)を使えばOK!
=DATEDIF(A1, B1, "Y") & "歳" & DATEDIF(A1, B1, "YM") & "ヶ月"
【Excel】印刷タイトルをページごとに変更する方法【異なるヘッダーを各ページで設定】
表示を「○才○ヶ月」に変えることも可能
=DATEDIF(A1,TODAY(),"Y") & "才" & DATEDIF(A1,TODAY(),"YM") & "ヶ月"
表示の単位は「歳」でも「才」でも、用途に合わせて自由に変更できます。
注意点:DATEDIF関数が出てこない?
DATEDIFは隠し関数のため、関数の候補に表示されません。
関数バーに直接入力してください。構文ミスがあると #NUM!
エラーになります。
✅ 正しい順番:
=DATEDIF(開始日, 終了日, "単位")
👉 開始日(生年月日)が先で、終了日(基準日)が後です。
【Excel】年齢計算しようとしてDATEDIF関数が見つからない?【使えないときの原因と対処法】
一覧表で年齢を表示する場合の例
氏名 | 生年月日 | 年齢(歳+ヶ月) |
---|---|---|
田中花子 | 2019/08/10 | =DATEDIF(B2,TODAY(),"Y")&"歳"&DATEDIF(B2,TODAY(),"YM")&"ヶ月" |
鈴木一郎 | 2021/11/02 | =DATEDIF(B3,TODAY(),"Y")&"歳"&DATEDIF(B3,TODAY(),"YM")&"ヶ月" |
👉 名簿や管理表でもそのまま使えます!
まとめ
方法 | 内容 | 精度 |
---|---|---|
DATEDIF(A1,TODAY(),"Y") | 満年齢(年数)を取得 | ◎ |
DATEDIF(A1,TODAY(),"YM") | 満年齢に達していない月数を取得 | ◎ |
& で文字列結合 | 「〇歳〇ヶ月」形式に整形 | ◎ |
📌 おすすめの使い方
- 保育園・小学校の年齢管理に
- 健診スケジュールの計算に
- お客様の年齢層の分析に