Excelの 「シートビュー」 は、共有ファイルで他のユーザーの設定に影響を与えずに、自分専用のフィルターや並べ替えを適用できる便利な機能 です。
しかし、「シートビューが使えない!」「ボタンが押せない!」「設定が適用されない!」 などの問題が発生することがあります。
本記事では、Excelのシートビューが使えない原因とその解決策 について解説します。
目次
Excelの「シートビュー」とは?
✅ 「シートビュー」の基本
Excelの 「シートビュー」 とは、OneDriveやSharePoint上の共有ファイルで、他のユーザーの作業に影響を与えずに、自分専用のフィルターや並べ替えを適用できる機能 です。
✅ シートビューの特徴
- OneDriveやSharePointの共有ファイルでのみ使用可能
- フィルターや並べ替えを個別に設定できる(他のユーザーには影響しない)
- 作成したシートビューは保存可能で、後で再利用できる
- 適用中のシートには「👁️(目のアイコン)」が表示される
しかし、環境や設定によっては シートビューが正常に動作しない ことがあります。
シートビューが使えない主な原因と解決策
✅ 原因と対処法一覧
原因 | 症状 | 解決策 |
---|---|---|
ローカルファイルで開いている | シートビューのボタンが押せない | OneDriveまたはSharePointに保存する |
ブックが共有されていない | シートビューのオプションが表示されない | ファイルを共有モードにする |
Excelのバージョンが古い | シートビューの機能が見つからない | Microsoft 365 の最新バージョンに更新 |
シートが保護されている | シートビューが適用できない | 「校閲」→「シートの保護の解除」 |
ファイルが「保護ビュー」で開かれている | シートビューが適用できない | 「編集を有効にする」をクリック |
他のユーザーが編集中 | シートビューがロックされている | Excelを再起動する |
シートビューが使えない時の解決策
シートビューは、ローカルファイルでは使用できません。
OneDriveやSharePoint上で共有されているファイル でのみ利用可能です。
📌 手順
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」
- 「OneDrive」または「SharePoint」を選択
- ファイルを保存
- 再度ファイルを開いて「シートビュー」のオプションを確認
✅ 結果:シートビューが使用可能になる!
✅ブックを共有モードにする
シートビューを使用するには、ブックが共有モードになっている必要があります。
共有設定がされていない場合、シートビューのボタンが無効化されることがあります。
📌 手順
- 「ファイル」→「共有」
- 「OneDriveに保存」
- 「他のユーザーと共有」
- 「表示」タブで「シートビュー」を確認
✅ 結果:ブックが共有モードになり、シートビューが使えるようになる!
✅Excelを最新バージョンに更新する
シートビューは Microsoft 365の最新バージョン でのみ利用可能です。
古いExcel(2019以前)では、シートビューが使用できない場合があります。
📌 手順
- 「ファイル」→「アカウント」
- 「Office 更新プログラム」→「今すぐ更新」
- Excelを再起動
- 「表示」タブで「シートビュー」を確認
✅ 結果:最新バージョンに更新され、シートビューが利用可能になる!
✅シートの保護を解除する
シートが保護されていると、シートビューが使用できません。
この場合、保護を解除することで使用できるようになります。
📌 手順
- 「校閲」タブをクリック
- 「シートの保護の解除」を選択
- パスワードを求められた場合は入力
- 「表示」タブでシートビューを確認
✅ 結果:シートビューが適用可能になる!
✅「保護ビュー」を解除する
OneDriveやSharePointからダウンロードしたファイルは、「保護ビュー」 で開かれることがあります。
この状態では、シートビューの適用ができません。【Excel】シートビューの解除方法
📌 手順
- Excelを開く
- 「編集を有効にする」をクリック
- 「表示」タブでシートビューを確認
✅ 結果:保護ビューが解除され、シートビューが利用可能に!
✅Excelを再起動する
他のユーザーが同時に編集していると、シートビューが一時的にロックされる ことがあります。
この場合、Excelを再起動することで解決することが多いです。
📌 手順
- Excelファイルを閉じる
- パソコンを再起動
- ファイルを再度開く
- 「表示」タブでシートビューを確認
✅ 結果:一時的なエラーが解消され、シートビューが使えるように!
まとめ
Excelの 「シートビュー」 は、共有ブックでの作業を効率化できる便利な機能 ですが、環境によっては 使用できないことがあります。
📌 シートビューが使えない時の対処法まとめ
原因 | 解決策 |
---|---|
ローカルファイルで開いている | OneDriveやSharePointに保存する |
ブックが共有モードでない | ファイルを共有モードにする |
Excelのバージョンが古い | 最新のMicrosoft 365に更新する |
シートが保護されている | 「校閲」→「シートの保護の解除」 |
ファイルが「保護ビュー」で開かれている | 「編集を有効にする」をクリック |
他のユーザーが編集している | Excelを再起動する |
📌 どの方法を試せばいい?
✔ シートビューのボタンが押せない → 「OneDriveに保存」「共有モードにする」
✔ シートビューのオプションが見つからない → 「Excelを更新する」
✔ シートビューが適用できない → 「シートの保護解除」「保護ビューを解除」
✔ シートビューがロックされている → 「Excelを再起動」