Excel一覧 Excel関数 掛け算の使い方・関数 計算・四則演算

【Excel】掛け算 やり方|初心者でも迷わない基本操作から実務の応用まで詳しく解説

Excelで掛け算をする方法は非常にシンプルですが、実務で必要になる計算は基本の2つの数字を掛け合わせるだけにとどまりません。「セル同士を掛け算したい」「複数の値をまとめて掛けたい」「片方だけ固定して掛けたい」など、場面に応じて正しい入力方法を知っておく必要があります。また、掛け算のやり方が正確でないと後続の集計やレポート作成に大きな影響が出てしまいます。

本記事では、Excelで掛け算を行う基本のやり方から、複数セル・固定値の掛け算、関数を使った方法まで順番に詳しく解説します。さらに、実務で非常に役立つ応用例や、初心者がつまずきやすいエラーの原因と対処方法も紹介し、最後まで読めば「掛け算は完全に理解できた」と言える内容に仕上げています。

目次

✅ Excel 掛け算 やり方の基本:記号「*」を使った計算

Excelで掛け算をする場合に使う記号は 「*(アスタリスク)」 です。Excelは電卓や日常の書き方とは異なり「×」ではなく「*」を使用します。

・基本的な掛け算の例:数値×数値

  • 例:"=3*5"
    → 結果は 15

・操作手順

  1. 任意のセルをクリック
  2. 「=」を入力(Excelの計算式は「=」から始まる)
  3. 数値を入力
  4. 「*」を入力
  5. 相手の数値を入力
  6. Enterで確定

もっとも基本的な掛け算のやり方です。


✅ セル同士を掛け算するやり方

実務ではセルを使った掛け算が圧倒的に多く、基礎として必ず覚えておきたい操作です。

・例:"=A1*B1"

・操作手順

  1. 結果を表示したいセルを選択
  2. 「=A1*B1」と入力
  3. Enterで確定

A1・B1の値を変更しても自動で再計算されるため、データ管理に最適です。


✅ 複数の数値を掛け算するやり方(3つ以上)

「単価 × 数量 × 税率」など、複数の値を掛ける場面は実務で頻繁に登場します。

・例:"=A1B1C1"

・操作手順

  1. 計算したいセルを選択
  2. 「=A1B1C1」と入力
  3. Enterで確定

Excelでは掛け算の優先順位が高いため、基本的に括弧をつけなくても問題ありません。


✅ 掛け算とその他の計算を組み合わせるやり方

掛け算と足し算・引き算を組み合わせた式は、計算順序に注意が必要になります。Excelでは数学と同様に「掛け算 → 足し算」の順番で計算されますが、複雑になる場合は括弧を使います。

・例① 掛け算してから足し算

構文:"=(A1*B1)+C1"

・例② 足し算してから掛け算

構文:"=A1*(B1+C1)"

・操作手順

  1. 必要な範囲を括弧で囲んで計算順序を指定
  2. 数式を入力
  3. Enterで確定

実務での売上計算、原価計算などで頻繁に使う構文です。

参考:【Excel】掛け算 まとめて|複数セルの掛け算を一気に行う方法を徹底解説


✅ 片方の値だけを固定して掛け算するやり方(絶対参照)

掛け算の中でも特に重要なのが 固定(絶対参照) を使った計算です。

税率や掛け率など「全行で共通の値」に対して掛け算する場合、固定しておかないとコピー時に式が崩れます。

・例:税率を F1 に入力した場合

構文:"=B2*$F$1"

・操作手順

  1. F1セルに税率(例:1.1)を入力
  2. C2セルに「=B2*$F$1」と入力
  3. Enterで確定
  4. C2を下方向へコピー(オートフィル)

→ 税率(F1)は固定され、B列の値だけが変化します。

・F4キーで固定を切り替える

数式中のセル参照をクリック → F4キーで次のように切り替え可能です。

  • $A$1(完全固定)
  • A$1(行固定)
  • $A1(列固定)
  • A1(固定なし)

掛け算を正確に行うためには欠かせないテクニックです。


✅ PRODUCT関数を使った掛け算のやり方

Excelには複数の数値を掛け合わせるための PRODUCT関数 が用意されています。

構文:PRODUCT関数

"=PRODUCT(A1,B1,C1)"

・範囲指定も可能

"=PRODUCT(A1:A5)"

・操作手順

  1. "=PRODUCT(" と入力
  2. 掛け算したい範囲を選択
  3. ) を入力
  4. Enterで確定

セル数が多い掛け算では、式が短くなり管理しやすくなります。

参考:【Excel】掛け算を行う関数の使い方|「*」とPRODUCT関数で計算を効率化




✅ 実務でよく使う「掛け算のやり方」ケース別解説

業務での掛け算は、シンプルに見えても実際には多くのパターンがあります。ここでは代表的な使い方をまとめます。


・例① 単価 × 数量 で売上額を求める

構文:"=B2*C2"

操作手順

  1. B列に単価
  2. C列に数量
  3. D列に「=B2*C2」と入力
  4. 下方向へコピー

売上計算の基本となる式です。


・例② 売上 × 掛け率 で割引額を求める

構文:"=C2*$G$1"

G1に掛け率を置いておくと、変更が楽になります。


・例③ 外貨 × 為替レートで円換算

構文:"=B2*$H$1"

為替レートを固定することで、大量のデータを効率的に換算できます。


・例④ 重量 × 単価で送料を計算

構文:"=重量セル*単価セル"

製造・物流の現場でよく登場する計算式です。


・例⑤ 時間 × 時給 の掛け算

Excelでは「時間」は内部的に「日数」として扱われます。

例:"=B224時給"

時間計算では 24 を掛けて「時間」に変換する必要があります。


✅ 掛け算のやり方で起こりやすいエラーと対処法

掛け算はシンプルですが、実務では次のような失敗が頻出します。


・エラー① 「×」を使ってしまう

誤:"=3×4"
→ Excelでは計算されずエラーになる

正:"=3*4"


・エラー② 数値が文字列になっている

見た目は数値でも内部で文字列扱いだと掛け算できません。

対処手順

  1. セルをクリック
  2. 左上に警告マークが出ていれば「数値に変換」を実行
  3. 正常に掛け算されるか確認

・エラー③ 固定を忘れてコピーしたら式がずれる

「=B2C2」のままコピーすると B3C3、B4*C4… となり、固定すべき定数も変わってしまいます。

→ 必ず「$」をつけて固定する


・エラー④ 空白のセルが混ざっている

空白 × 数値 は 0 になります。

空白を0として扱いたくない場合は、入力ルールを設定して防止するのが有効です。


✅ 大量データを掛け算するときの実務ノウハウ

Excelは数行程度の掛け算ならすぐに終わりますが、数百行・数千行になると工夫が必要です。

・① 固定値は一つのセルにまとめておく

表の端(F1など)に配置すると管理しやすい

・② 範囲の書式を統一する

数値・文字列・日付が混ざると計算が不安定になる

・③ オートフィルで一気にコピー

下方向にドラッグするだけで一瞬で計算が完了

・④ PRODUCT関数で式を短く保つ

複雑な掛け算では PRODUCT が便利

・⑤ 計算結果の桁数や表示方法を整える

会計・経理では桁区切りや小数点以下の設定が重要


✅ 掛け算のやり方と業務自動化の相性

掛け算が正しく使えると、集計だけでなく業務全体の効率化につながります。

最近では Excel の計算結果をもとに帳票作成、レポート作成、自動転記などを行う自動化ケースが増えています。

・自動化の例

  • Excelの入力 → 掛け算で自動計算 → 自動集計
  • 指定の掛け率を使って計算し、集計レポートを自動生成
  • 数量や売上をまとめて処理して別ファイルに出力

Excelの計算が正確であることが、自動化を成功させる前提になります。


✅ まとめ:Excelの掛け算は基本を理解すれば誰でも正確に使いこなせる

最後に、本記事のポイントをまとめます。

  • Excelで掛け算を行う記号は「*」
  • セル同士の掛け算は "=A1*B1"
  • 複数の値は "=A1B1C1" で計算できる
  • 計算順序を変えたい場合は括弧を使用
  • 税率・掛け率などは「$」で固定すると効率的
  • F4キーで簡単に固定を切り替えられる
  • PRODUCT関数は多くの値の掛け算に便利
  • 実務では売上計算・換算・原価計算などで頻繁に使う

Excelの掛け算はシンプルでありながら、正しく使いこなせると実務のスピードと精度が大きく向上します。今日紹介した方法を活用し、効率的なExcel作業に役立ててみてください。

    -Excel一覧, Excel関数, 掛け算の使い方・関数, 計算・四則演算