プログラムが実行中に発生したエラーや例外を検知し、適切な対処を行うためのプログラミング制御するため手法です。 プログラムの実行中に予期せぬ状況が発生した場合でも、プログラムがエラーで停止するのを回避して、エラーメッセージを表示せずにプログラムを継続することができます。 |
目次 On Error Resume Nextステートメントの動作内容と使用上の注意点 |
On Error Resume Nextステートメントを使用すると、エラーが発生してもアラートなどを表示することなく無視して表示自体しません。そのため、次の行のプログラムが実行を中断されないことにメリットがあります。 このステートメントは、エラーが発生しない場合もエラーが発生している場合も、同じように処理が行われるので発生したエラー内容を確認できずにプログラムが継続実行されます。 デメリットとしては、不正確な結果をもたらす可能性があるため注意が必要です。 |
エラー無視を止めさせるOn Error GoTo 0ステートメントとは |
エラーハンドリングをリセットするためのステートメントです。「On Error Resume Next」を使用してエラーハンドリングが有効な状態である間に「On Error GoTo 0」を使用すると、エラーハンドリングが無効になります。 エラーハンドリングが無効状態になるとエラーが発生した場合に通常のエラー処理が実行されます。 |
動作確認のサンプルコード |
Sub Example() Dim result As Double ' エラーが発生する可能性のある操作 ' エラーが発生してもプログラムが続行される |
ゼロで割り算を試みてエラーが発生しますが、ステートメントによりエラーが発生してもプログラムが停止せずに続行されます。実行するとエラーメッセージが表示されず、その後のメッセージボックスには「結果: 1.#INF 」が表示されます。ずっとエラー表示がでないのは困ります。エラーがあった場合にはアラート表示がでるように「On Error Resume Next 0」を記載します。 |
エラーハンドリングの目的とは |
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エラーハンドリングの基本的な手法と構成要素 |
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