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【Excel】TIME関数の使い方|時刻入力・時間計算を効率化する方法

Excelで勤務時間や作業時間を管理していると、「9時30分」や「18時15分」といった時刻を数式で作成したい場面があります。

そのようなときに便利なのがTIME関数です。

TIME関数を使えば、時間・分・秒を指定するだけで正しい時刻データを作成できます。さらに勤務表やシフト表、予約管理表などでも活用できるため、実務で覚えておくと非常に便利な関数です。

この記事では、TIME関数の基本的な使い方から時間計算への応用方法、よくあるエラーや注意点まで詳しく解説します。

✅ ExcelのTIME関数とは?基本的な役割を理解しよう

TIME関数はシンプルな関数ですが、仕組みを理解せずに使うと意図しない結果になることがあります。

特に初心者の方は「時刻を入力するだけなら手入力でいいのでは?」と考えがちです。しかし実務では他のセルの値を利用して自動的に時刻を生成するケースが多くあります。

また、時刻はExcel内部では数値として管理されているため、表示形式だけでは正しく処理できないこともあります。

TIME関数を理解すると勤務時間計算や予約時間管理などの精度が大きく向上します。

まずは基本から確認していきましょう。

・TIME関数の構文

TIME関数の構文は以下のとおりです。

"=TIME(時,分,秒)"

例えば午前9時30分を作成する場合は、

"=TIME(9,30,0)"

となります。

結果は次のようになります。

数式結果
=TIME(9,30,0)09:30

・TIME関数で指定する引数

TIME関数には次の3つの引数があります。

引数内容
時間
分数
秒数

例えば、

"=TIME(14,45,30)"

で14時45分30秒を表現できます。

TIME関数をより深く理解するには、Excelが時刻をどのように管理しているかを知ることが重要です。時間計算で思わぬズレが発生する原因については、【Excel】シリアル値とは?時間計算でズレる原因と仕組みをやさしく解説も参考にしてみてください。


✅ ExcelでTIME関数を使って時刻を作成する方法

TIME関数は実際の業務で時刻データを生成する際によく利用されます。

特にシフト表や予約システム、勤怠管理表では時間と分が別セルに入力されているケースが少なくありません。

このような場合にTIME関数を使うことで入力ミスを防ぎながら正確な時刻を作成できます。

手入力では管理が難しくなるため、自動化の考え方を身につけておくことが重要です。

・時間と分を組み合わせる方法

A列に時間、B列に分が入力されているとします。

A列B列
930
1015
1345

C2セルに次の数式を入力します。

"=TIME(A2,B2,0)"

結果は以下のようになります。

結果
09:30
10:15
13:45

・秒を含めた時刻を作成する方法

秒数まで管理したい場合は次のように入力します。

"=TIME(8,15,30)"

結果

08:15:30

製造業やシステムログ管理などでは秒単位の時刻管理が必要になる場合があります。


✅ TIME関数を使った時間計算の活用方法

TIME関数は時刻作成だけでなく、時間計算にも活用できます。

ここを理解すると勤務時間管理や作業時間分析などにも応用できるようになります。

時間計算は単純な引き算だけで済むと思われがちですが、24時間を超える場合や日付をまたぐ場合には注意が必要です。

実務で失敗しないためにも基本的な計算方法を覚えておきましょう。

・開始時刻と終了時刻を計算する方法

開始時刻

"=TIME(9,0,0)"

終了時刻

"=TIME(18,0,0)"

勤務時間

"=終了時刻-開始時刻"

結果

9:00

・休憩時間を差し引く方法

勤務時間から休憩時間を差し引く場合は、

"=(終了時刻-開始時刻)-TIME(1,0,0)"

と入力します。

1時間の休憩を自動的に差し引けます。

・残業時間を計算する方法

定時を17時とした場合、

"=終了時刻-TIME(17,0,0)"

で残業時間を求められます。

勤怠管理表でよく利用される考え方です。

TIME関数を使えるようになると、勤務時間や休憩時間、残業時間の計算も簡単に行えるようになります。実際の勤怠管理表を作成したい場合は、【Excel】勤務時間を自動計算する方法|休憩時間や残業計算まで対応も参考にしてみてください。


✅ TIME関数で24時間以上の時間を扱うときの注意点

TIME関数を使う際に多くの人がつまずくのが24時間以上の扱いです。

Excelの時刻は1日を1として管理しています。

そのため24時間を超える時間は通常の表示形式では正しく表示されません。

長時間勤務や累積作業時間を管理する場合は特に注意が必要です。

・25時間を指定した場合

次の数式を入力します。

"=TIME(25,0,0)"

結果は

01:00

になります。

これは25時間=1日+1時間として処理されるためです。

・24時間以上を表示する方法

累計時間を表示したい場合はセルの表示形式を変更します。

手順

  1. 対象セルを選択する
  2. 右クリックして「セルの書式設定」を開く
  3. 「表示形式」を選択する
  4. ユーザー定義を選択する
  5. "[h]:mm" を設定する

これで25:00のような表示が可能になります。

勤怠管理や作業時間集計では、24時間を超える時間を扱うケースも少なくありません。25:00や48:30のような累計時間を正しく表示したい場合は、【Excel】24時間以上を正しく表示する方法|「25:00」表示の実務テクニックも参考にしてみてください。


✅ TIME関数とTIMEVALUE関数の違い

TIME関数と似た関数にTIMEVALUE関数があります。

名前が似ているため混同しやすいですが役割は異なります。

違いを理解しておくことで適切な関数を選べるようになります。

・TIME関数の場合

数値から時刻を作成します。

"=TIME(9,30,0)"

結果

09:30

・TIMEVALUE関数の場合

文字列から時刻を変換します。

"=TIMEVALUE(""9:30"")"

結果

09:30

・使い分けの考え方

TIME関数

  • 時間・分・秒が別々に存在する
  • 数値から時刻を作成したい

TIMEVALUE関数

  • 文字列データを時刻へ変換したい
  • CSVや外部データを取り込んだ場合

✅ TIME関数でよくあるエラーと対処法

TIME関数は比較的エラーの少ない関数ですが、入力データによっては想定外の結果になることがあります。

特に勤怠管理や予約管理では時間のズレが大きな問題につながります。

事前に注意点を把握しておきましょう。

・時刻が数字で表示される

結果が

0.395833

のようになることがあります。

これはセルが数値形式になっているためです。

セルの表示形式を「時刻」に変更してください。

・24時間以上で結果が変わる

"=TIME(30,0,0)"

は30:00ではなく06:00になります。

累計時間管理には向いていないため、表示形式の変更が必要です。

・文字列データをそのまま使っている

文字列の「9時30分」をTIME関数へ渡すことはできません。

数値として扱える状態に変換してから使用しましょう。


 

✅ Excel VBAでもTIME関数の考え方は活用できる

Excelで大量の時刻データを扱う場合はVBAとの組み合わせも便利です。

例えば、

  • シフト表の自動生成
  • 勤怠データの自動集計
  • 作業時間レポート作成
  • CSVデータの時刻変換

などを自動化できます。

関数だけで対応できる範囲を超えてきた場合は、VBAによる自動処理を検討すると業務効率がさらに向上します。


✅ まとめ:ExcelのTIME関数で時刻計算を効率化しよう

TIME関数は時間・分・秒から正しい時刻データを作成できる便利な関数です。

記事のポイントを振り返ります。

  • TIME関数の構文は "=TIME(時,分,秒)"
  • 時間と分を組み合わせて時刻を自動生成できる
  • 勤務時間や残業時間の計算に活用できる
  • 24時間を超える場合は表示形式に注意する
  • TIMEVALUE関数とは用途が異なる
  • 勤怠管理やシフト管理で特に役立つ

TIME関数を使いこなせるようになると、時刻入力や時間計算のミスを大幅に減らせます。まずは簡単な時刻作成から試してみて、勤務表やスケジュール管理へ応用してみてください。

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