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【VBA】「単一・複数・非連続・行・列・アクティブ」セルの選択方法

ユーザーがExcelのインターフェースでマウスクリックやキーボード操作でセルをアクティブにする行為の事をプログラム的に「セルの選択」といいます。選択されたセルや範囲は、Excelインターフェース上で明確にハイライトされ、その範囲やセルがアクティブになります。

選択状態にするSelectメソッドとは

セル、範囲、シートなどのオブジェクトを選択する際に使用されます。使用ポイントとしては、特定のオブジェクトに関連する操作や設定の前に、そのオブジェクトをアクティブにする必要がある場合です。

単一のセルを選択する

Range("A1").Select

複数のセルを選択する(範囲指定)

Range("A1:C3").Select

複数の非連続なセルを選択する

Range("A1, C3, E5").Select

特定の行や列全体を選択する

Rows(1).Select        ' 1行目を選択
Columns("A").Select   ' A列を選択

ActiveCellとの相対的な位置を選択

ActiveCell.Offset(1, 0).Select  ' 現在のアクティブセルから1行下を選択

セルや範囲を選択することは処理速度が遅くなる事

  • セルを選択する操作は、VBAマクロの実行速度を低下させる場合が多いです。特に大量のセル操作が含まれるマクロでは、実際にセルを選択せずに直接操作します。例えば、Range("A1").Value = 10 のように直接指示した方が効率的です。
  • セルを選択するメリットとしては、ユーザーインターフェース上での視覚的な変化が生じるため、ユーザーの視点からは操作が分かりやすくなります。しかし、過度なセルの選択や変更は、ユーザーの視点から見ても混乱を招く可能性があります。
  • VBAでのセルの選択は、基本的に特定の目的がない限り避ける方がベストです。特定の目的とは、ユーザーに特定のセルに注目してもらう場合や、コピーペーストの操作後に設定したりします。

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