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【VBA】セルの値を取得・範囲指定・ユーザ選択:変数・配列

Excel VBAは、Excelの機能を拡張するための強力なツールです。この記事では、特定の範囲を指定してその範囲内のセルの値を取得する方法を説明します。

範囲を指定してセルの値を取得する基本的なコード

特定の範囲を指定してその範囲内のセルの値を取得する方法を説明します。

取得した値をイミディエイトウィンドウに出力する方法

A1からC3までの範囲内のセルの値を取得し、デバッグウィンドウに出力します。

Sub GetRangeValues()

Dim rng As Range
Dim cell As Range

' 範囲を設定
Set rng = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1:C3")

' 範囲内の各セルの値を取得
For Each cell In rng

Debug.Print cell.Value

Next cell

End Sub

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【VBA】デバックできない時の考えられる原因と対策

取得した値を配列に格納する方法

【取得したセルの値を配列に格納する場合】

Sub GetRangeValuesToArray()

Dim rng As Range
Dim values As Variant
Dim i As Integer, j As Integer

' 範囲を設定
Set rng = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1:C3")

' 範囲内の値を配列に格納
values = rng.Value

' 配列の内容をデバッグウィンドウに出力
For i = 1 To UBound(values, 1)

For j = 1 To UBound(values, 2)

Debug.Print values(i, j)

Next j

Next i

End Sub

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【VBA】セルの値を変数配列に取得:ループ処理

セルの値を変数に格納する方法

【特定のセルの値を変数に格納する場合】

Sub GetCellValueToVariable()

Dim cellValue As Variant

' セルの値を取得
cellValue = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1").Value

' 変数の内容をデバッグウィンドウに出力
Debug.Print cellValue

End Sub

セル範囲をユーザーに選択させる方法

【ユーザーに範囲を選択させ、その範囲内のセルの値を取得する方法】
A1セルからB3セルの範囲指定⇒A1:B3
・全て半角で入力します。
・半角のコロンで範囲指定する。

Sub GetUserSelectedRangeValues()

Dim rng As Range
Dim cell As Range

' ユーザーに範囲を選択させる
On Error Resume Next
Set rng = Application.InputBox("範囲を選択してください", Type:=8)
On Error GoTo 0

' 選択された範囲が有効か確認
If rng Is Nothing Then

MsgBox "範囲が選択されていません。"
Exit Sub

End If

' 範囲内の各セルの値を取得
For Each cell In rng

Debug.Print cell.Value

Next cell

End Sub

【VBA】InputBoxの活用方法

まとめ

Excel VBAを使用して範囲を指定してセルの値を取得する基本的な方法です。これらの基本的なテクニックを組み合わせることで、より複雑なデータ操作や自動化が可能になります。Excel VBAを使いこなして、作業を効率化しましょう!

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