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【Excel】チェックボックスを削除する方法

Excelのチェックボックスは、データ入力や選択の管理を効率化する便利な機能ですが、不要になったチェックボックスを削除したい場合があります。本記事では、Excelのチェックボックスを削除する方法について、フォームコントロール・ActiveXコントロールの両方を対象について解説します。

個別のチェックボックスを削除する方法

手順
  1. チェックボックスを選択する
    • チェックボックスを右クリックして選択します。
      (左クリックでは選択できないので注意)
  2. 削除する
    • チェックボックスが選択された状態で、Deleteキーを押します。
ポイント
  • フォームコントロールでもActiveXコントロールでも同じ操作で削除できます。
  • 注意: チェックボックスの選択範囲にテキスト部分が含まれていることを確認してください。

複数のチェックボックスを一括削除する方法

Excelで複数のチェックボックスを効率的に削除したい場合、次の方法を使用します。

方法1: 選択オブジェクトを使って一括削除

  1. 「ホーム」タブを開く
    • リボンから「検索と選択」をクリックします。
  2. 「オブジェクトの選択」を選ぶ
    • ドロップダウンメニューから「オブジェクトの選択」を選択します。
  3. チェックボックスを選択
    • ドラッグして、削除したいチェックボックスをまとめて選択します。
  4. 削除する
    • 選択された状態でDeleteキーを押します。

方法2: Go To機能を使って一括削除

  1. 「Ctrl + G」を押す
    • 「ジャンプ」ダイアログボックスを開きます。
  2. 「セル選択」から「オブジェクト」を選択
    • 「ジャンプ」→「セル選択」→「オブジェクト」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
  3. 削除する
    • ワークシート上のすべてのチェックボックスが選択されるので、Deleteキーを押します。

ActiveXコントロールのチェックボックスを削除する方法

ActiveXコントロールの場合も削除の手順はほぼ同じですが、デザインモードを有効にする必要があります。

手順
  1. デザインモードを有効化する
    • 「開発」タブ →「デザインモード」をクリックして有効にします。
  2. チェックボックスを選択
    • 削除したいチェックボックスを右クリックして選択します。
  3. 削除する
    • Deleteキーを押してチェックボックスを削除します。
  4. デザインモードを無効化する
    • 作業終了後に「デザインモード」を無効に戻します。

VBAを使ってチェックボックスを一括削除する方法

大量のチェックボックスを効率よく削除したい場合、VBAを使用すると便利です。

フォームコントロールのチェックボックスを削除

以下のコードを使用すると、シート内のすべてのフォームコントロールのチェックボックスを削除できます。

Sub DeleteFormCheckBoxes()

Dim ws As Worksheet
Dim cb As CheckBox

' シートを指定
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")

' フォームコントロールのチェックボックスを削除
For Each cb In ws.CheckBoxes

cb.Delete

Next cb

MsgBox "フォームコントロールのチェックボックスを削除しました!"

End Sub

ActiveXコントロールのチェックボックスを削除

以下のコードを使用して、ActiveXコントロールのチェックボックスを削除できます。

Sub DeleteActiveXCheckBoxes()

Dim ws As Worksheet
Dim obj As OLEObject

' シートを指定
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")

' ActiveXコントロールのチェックボックスを削除
For Each obj In ws.OLEObjects

If TypeName(obj.Object) = "CheckBox" Then

obj.Delete

End If

Next obj

MsgBox "ActiveXコントロールのチェックボックスを削除しました!"

End Sub

実行手順
  1. VBAエディタを開く
    • Alt + F11を押してVBAエディタを起動します。
  2. 新しいモジュールを作成
    • 「挿入」→「モジュール」を選択します。
  3. コードを貼り付ける
    • 上記のコードを貼り付けます。
  4. マクロを実行
    • Alt + F8を押して、実行したいマクロを選択し、「実行」をクリックします。

チェックボックス削除時の注意点

  1. リンクされたセルの確認
    • チェックボックスを削除しても、リンクされたセルのデータ(TRUE/FALSE)はそのまま残るため、必要に応じてセルのデータを削除してください。
  2. 意図しないオブジェクトの削除に注意
    • ジャンプ機能やVBAを使う場合、他のオブジェクト(図形やグラフなど)が一緒に削除される可能性があります。慎重に操作しましょう。
  3. 元に戻すための保存
    • チェックボックスを削除する前に、バックアップとしてファイルを保存しておくことをおすすめします。

まとめ

Excelでチェックボックスを削除するには、個別削除、一括削除、VBAを使った自動化など、さまざまな方法があります。操作量や対象の数に応じて最適な方法を選びましょう。

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