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【Excel】中央値と分散を求める方法|データの中心とばらつきを正しく理解する

Excelでデータ分析をするとき、多くの人が「平均値」だけを見がちです。しかし、実際の業務では平均値だけでは不十分なケースが多く存在します。なぜなら、外れ値があると平均が大きく歪んでしまうからです。

そこで重要になるのが 中央値(Median)分散(Variance) です。

  • 中央値は「データの真ん中の値」を示し、外れ値の影響を受けにくい。
  • 分散は「データのばらつき具合」を示し、安定しているかどうかを判断できる。

この記事では「Excel 中央値 分散」というテーマで、基礎からExcelでの求め方、実務での活用法までを詳しく解説します。

✅ 中央値とは?

中央値(Median) は、データを小さい順に並べたときの真ん中にある値です。

  • データ数が奇数 → 真ん中の1つが中央値
  • データ数が偶数 → 真ん中の2つの平均が中央値

📌 例1:データ「10, 20, 30, 40, 50」

  • 中央値 = 30

📌 例2:データ「10, 20, 30, 40」

  • 中央値 = (20+30) ÷ 2 = 25

➡️ 平均値と異なり、極端な外れ値の影響を受けにくいのが特徴です。

参考:【Excel】中央値とは?Excelでの求め方と実務での活用方法を徹底解説


✅ 分散とは?

分散(Variance) は「データが平均からどれだけ散らばっているか」を示す指標です。

  • 値が大きい → データが広く散らばっている(ばらつきが大きい)
  • 値が小さい → データが平均の近くに集まっている(安定している)

📌 例:

  • データ「10, 11, 12」 → 分散は小さい(安定)
  • データ「5, 15, 25」 → 分散は大きい(バラバラ)

✅ Excelで中央値を求める方法

Excelでは MEDIAN関数 を使います。

構文

=MEDIAN(数値1, [数値2], …)

・例:A1:A10の中央値を求める

=MEDIAN(A1:A10)

➡️ 範囲全体から中央値を自動的に算出できます。

参考:【Excel】初心者でもわかる写真で解説した平均の出し方とは


✅ Excelで分散を求める方法

Excelには分散を求めるための複数の関数があります。

・母集団全体を対象とする場合

=VAR.P(A1:A10)

・標本データを対象とする場合

=VAR.S(A1:A10)
  • VAR.P(Population variance) → 母集団全体の分散
  • VAR.S(Sample variance) → 標本データの分散

➡️ 実務では「標本データ」を扱うことが多いため、VAR.S を使うケースが一般的です。


✅ 中央値と分散を組み合わせた分析

中央値と分散を組み合わせると、データの「中心」と「散らばり」の両方を把握できます。

📌 例:テストの点数(100人分)

  • 平均値 = 65点
  • 中央値 = 68点
  • 分散 = 144(標準偏差12)

➡️ 解釈:

  • 中央値が平均より高い → 下位の点数に引っ張られて平均が下がっている
  • 分散が大きい → 学力にばらつきがある

このように複数の指標を組み合わせることで、単純な平均値よりも実態を正確に把握できます。


✅ 実務での活用シナリオ

・営業データ分析

・給与分析

・品質管理

・教育分野

  • テスト結果の中央値 → 典型的な学生の成績を示す
  • 分散 → 学力のバラつき(クラスの学習状況)を測定

✅ グラフと組み合わせてわかりやすく

数値だけでなく、グラフにすることで直感的に理解しやすくなります。

  • 箱ひげ図:中央値とデータの散らばり(四分位範囲)を一目で確認
  • 棒グラフ+中央値ライン:中央値と分散を基準にした比較
  • 散布図+平均・中央値ライン:データの傾向とばらつきを同時に表示

➡️ Excel 2016以降なら「統計グラフ(箱ひげ図)」を活用すると効果的です。
参考:【Excel】グラフのデータ選択方法
参考:【Excel】2軸のグラフを作成する方法


✅ 中央値・分散を使うときの注意点

  • 中央値は「中心」だけを表すため、分布全体は見えない
  • 分散は数値が大きいと解釈しづらいため、標準偏差(=SQRT(分散)) も合わせて確認するとよい
  • 0や欠測値をどう扱うかを事前に決めることが重要

■ まとめ:Excelで中央値と分散を活用して分析力を高めよう

  • 中央値 → データの真ん中を表す(外れ値の影響を受けにくい)
  • 分散 → データの散らばりを数値化(安定性を確認できる)
  • Excel関数
    • 中央値:=MEDIAN(範囲)
    • 分散:=VAR.P(範囲)(母集団)、=VAR.S(範囲)(標本)
  • 実務では「中央値+分散」を組み合わせて分析すると、データの実態がより明確になる
  • グラフと併用すれば、視覚的に説得力ある資料を作成できる

✅ まとめ:Excelで中央値と分散を同時に活用すれば、「標準的な値」と「データの安定度」の両面から分析でき、ビジネス・教育・品質管理など幅広いシーンで役立ちます!

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