Excelはビジネスのあらゆる現場で使われていますが、複雑な条件式やネストした関数が必要になると、途端に難易度が上がります。
- AND・OR を組み合わせた条件式がわからない
- ネストした IF が長くなりすぎて読めなくなる
- セル参照が増えて、どこを直せばいいかわからない
- COUNTIFS / SUMIFS などの複数条件指定が難しい
- MATCH・INDEX・XLOOKUP の使い分けで迷う
- 「こういう関数は作れる?」を誰にも聞けない
このような課題を一瞬で解決するのが ChatGPT × Excel関数生成 です。
ChatGPTは、
- 意図を自然文として伝えるだけで関数を生成
- 関数の意味・仕組み・注意点まで解説
- 応用例も提示
- 別バージョンの関数も“秒で生成”
- 関数式の間違いを自動で修正
- 既存関数をわかりやすくリライト
できるため、Excelの利用効率が劇的に向上します。
この記事では、ChatGPTで あらゆる種類のExcel関数を正確かつ高速に作らせるための「プロンプト集」 をまとめました。
目次
- ✅ Excel関数をChatGPTに作らせるメリット
- ・自然文を渡すだけで関数が完成
- ・式の意味説明も得意
- ・複雑な関数も読みやすく最適化
- ・関数が失敗する理由を特定
- ・別バージョンの関数も自動生成
- ✅ ChatGPTでExcel関数を作らせるために渡すべき情報
- ✅ ChatGPTで使えるExcel関数プロンプト集
- ✅ 基本操作・条件式のプロンプト集
- ・IF関数を生成する
- ・IF + AND + OR を組み合わせた式
- ・IFERROR バージョンも付けてほしい
- ✅ 検索・抽出(VLOOKUP / XLOOKUP / INDEX-MATCH)
- ・VLOOKUPを自然文から作る
- ・XLOOKUPで検索範囲を固定
- ・INDEX + MATCH の最適な書き方
- ✅ 集計(SUMIFS / COUNTIFS / AVERAGEIFS)
- ・SUMIFSの複数条件
- ・COUNTIFSを使った出現回数カウント
- ・複数範囲に対応
- ✅ 文字列操作(LEFT / RIGHT / MID / FIND / TEXT)
- ・文字列から一部を抽出
- ・区切り文字(ハイフン)の右側だけ取得
- ・TEXT関数で日付・数値を整形
- ✅ 日付・時間(TODAY / DATEDIF / EOMONTH 他)
- ・月末日を求める
- ・稼働日数を計算
- ・○か月後の日付を求めたい
- ✅ 配列・動的配列(FILTER / UNIQUE / SORT)
- ・特定条件に一致する行だけ抽出
- ・UNIQUEで重複削除
- ・並び替えつき抽出
- ✅ エラー対策プロンプト
- ・#N/A を回避
- ・数値が空白のとき0に変換
- ✅ 応用・高度な関数プロンプト
- ・複雑なIFネストを最適化
- ・「売上トップ3」の商品名を抽出
- ・列数が変動する表への対応
- ✅ ChatGPTでExcel関数を改善する手順
- ・ステップ1:目的を書くだけでOK
- ・ステップ2:セル範囲を追加して精度UP
- ・ステップ3:例外処理もセットで依頼
- ・ステップ4:読みやすい式にリライト
- ・ステップ5:他の関数バージョンも生成
- ✅ 実務で使える「関数改善プロンプト」セット
- 🔹 関数の最適化依頼
- 🔹 エラー対策入りの式を生成
- 🔹 読みやすい式へリライト
- 🔹 条件追加
- ✅ ChatGPT×Excel関数活用の注意点
- ・関数式はExcelで必ずテスト
- ・空白セルの扱いに注意
- ・Office365かどうかで使える関数が違う
- ✅ まとめ:ChatGPTは“Excel関数の生成マシン”になる
✅ Excel関数をChatGPTに作らせるメリット
・自然文を渡すだけで関数が完成
複雑な仕様を自然文で説明するだけで、ChatGPTが式に変換してくれます。
・式の意味説明も得意
関数の動き・ロジック・仕組みまで解説できます。
・複雑な関数も読みやすく最適化
「もっと短く」「もっと読みやすく」が可能。
・関数が失敗する理由を特定
#N/A、#VALUE! などの原因を自動で分析できます。
・別バージョンの関数も自動生成
Excelのバージョン差分(XLOOKUP の代替など)にも対応。
✅ ChatGPTでExcel関数を作らせるために渡すべき情報
ChatGPTの精度を最大化するには、次を伝えると効果が高まります。
- 目的(何をしたいか)
- 条件(複数条件なら全部)
- 使う予定のセル範囲
- 返したい値
- 例外処理(空白・エラー時対応)
- 使用Excelバージョンの有無(必須ではない)
例:
A列が「営業」、B列が30以上の行だけを合計したいです。
これだけで ChatGPTは最適な関数を生成します。
✅ ChatGPTで使えるExcel関数プロンプト集
ここからは、実務で即使える「目的別プロンプト集」をまとめています。
✅ 基本操作・条件式のプロンプト集
・IF関数を生成する
次の条件に合うExcelのIF関数を作成してください。
条件:
・A2が80以上なら「合格」
・60以上80未満なら「再試験」
・60未満なら「不合格」
・IF + AND + OR を組み合わせた式
以下の条件をExcel関数で表現してください。
・部署が「営業」か「企画」
・売上が100万円以上
・担当者が空白でない場合だけ「OK」
・IFERROR バージョンも付けてほしい
この関数にIFERRORを組み込んで、エラー時は空白を返す式も作ってください。
関数:◯◯◯
✅ 検索・抽出(VLOOKUP / XLOOKUP / INDEX-MATCH)
・VLOOKUPを自然文から作る
F2の値をA列から検索して、B列の名前を返すVLOOKUPを作ってください。
見つからない場合は「未登録」と返してください。
・XLOOKUPで検索範囲を固定
A列の社員番号を検索し、B列の氏名を返すXLOOKUPを生成してください。
検索範囲は絶対参照でお願いします。
参考:【Excel】XLOOKUPで完全一致モードでも一致してしまう理由とは?全角・半角やスペースに潜む落とし穴を徹底解説・INDEX + MATCH の最適な書き方
次の検索仕様に対してINDEXとMATCHで関数を作成してください。
・検索値:G2
・検索列:A列
・返す列:C列
✅ 集計(SUMIFS / COUNTIFS / AVERAGEIFS)
・SUMIFSの複数条件
次の条件に当てはまるSUMIFSを作成してください。
・売上(D列)を合計
・担当:A列が「山田」
・商品カテゴリ:B列が「食品」
・日付:C列が2024年1月1日以降
参考:【Excel】SUMIFSによる複数条件の合計方法とは?Excelで精密な集計を実現する関数の使い方・COUNTIFSを使った出現回数カウント
A列の日付が「今日」と一致し、B列の担当が「営業」の行数をカウントするCOUNTIFSを作成してください。
・複数範囲に対応
2つ以上の範囲を対象にしたSUMIFSの例を作ってください。
✅ 文字列操作(LEFT / RIGHT / MID / FIND / TEXT)
・文字列から一部を抽出
B2の文字列「製品A_20240105」から「製品A」部分だけを抽出する関数を作成してください。
・区切り文字(ハイフン)の右側だけ取得
A2の文字列のうち、最初の「-」より右の文字列をすべて取り出す関数を作ってください。
・TEXT関数で日付・数値を整形
日付のシリアル値を「YYYY/MM/DD」に変換するTEXT関数を生成してください。
✅ 日付・時間(TODAY / DATEDIF / EOMONTH 他)
・月末日を求める
A2の日付の月末日を返すExcel関数を作ってください。
・稼働日数を計算
A2~B2の期間で、土日を除いた日数を求める関数を生成してください。
・○か月後の日付を求めたい
開始日A2から3か月後の日付を返す関数を作ってください。
✅ 配列・動的配列(FILTER / UNIQUE / SORT)
・特定条件に一致する行だけ抽出
A列が「東京」の行だけを抽出するFILTER関数を作成してください。
・UNIQUEで重複削除
A列の重複を除いた一覧を作成するUNIQUEを生成してください。
・並び替えつき抽出
B列の売上を高い順に並び替えて抽出するSORT関数を作成してください。
✅ エラー対策プロンプト
・#N/A を回避
次のVLOOKUPが#N/Aになる場合、空白を返す式に書き換えてください。
式:◯◯◯
・数値が空白のとき0に変換
A2が空白の場合は0、それ以外はA2の値を返す関数を作ってください。
✅ 応用・高度な関数プロンプト
・複雑なIFネストを最適化
次のIFが長すぎるので、SWITCH関数で書き換えてください。
(関数式)
・「売上トップ3」の商品名を抽出
売上列(C列)の上位3商品名を抽出する関数を作成してください。
・列数が変動する表への対応
列位置が毎月変わるため、MATCHを使って動的に返す列を指定した関数を作ってください。
✅ ChatGPTでExcel関数を改善する手順
・ステップ1:目的を書くだけでOK
ChatGPTは日本語の目的文から関数式を生成します。
・ステップ2:セル範囲を追加して精度UP
A2:A100 のように具体範囲を渡す
・ステップ3:例外処理もセットで依頼
見つからない場合は空白、ゼロ除算は0にする
・ステップ4:読みやすい式にリライト
この関数を読みやすく書き換えてください。
・ステップ5:他の関数バージョンも生成
XLOOKUP版とINDEX+MATCH版の両方を作ってください。
✅ 実務で使える「関数改善プロンプト」セット
🔹 関数の最適化依頼
この関数を最短で実行できるように最適化してください。
🔹 エラー対策入りの式を生成
この関数にIFERRORを追加して、エラー時は空白にしてください。
🔹 読みやすい式へリライト
初心者にもわかりやすい構造に書き換えてください。
🔹 条件追加
このSUMIFSに「日付が今日以降」という条件を追加してください。
✅ ChatGPT×Excel関数活用の注意点
・関数式はExcelで必ずテスト
ChatGPTは正確ですが、環境差で動作が変わることがあります。
・空白セルの扱いに注意
Excelの空白は「空文字」と扱いが異なることがあるため、適宜調整が必要。
・Office365かどうかで使える関数が違う
FILTER / UNIQUE / XLOOKUP は古いバージョンでは使用不可。
✅ まとめ:ChatGPTは“Excel関数の生成マシン”になる
- 自然文 → 完全な関数 に変換できる
- 複雑条件や多段IFでも一発生成
- 別バージョンや最適化版も自動で作れる
- 誤った関数式の修正にも強い
- Excel作業の生産性が劇的に向上
- ChatGPTは“Excel関数設計者”として使える