Excelで日付データを扱うとき、「曜日を表示したい」「曜日ごとにデータを整理したい」といった場面は非常に多くあります。
例えば次のようなケースです。
・日付から曜日を自動表示したい
・土日を自動判定したい
・曜日ごとの売上や来客数を分析したい
・スケジュール表や日報に曜日を表示したい
Excelには曜日を扱うための関数がいくつかありますが、代表的なのが TEXT関数・WEEKDAY関数・CHOOSE関数です。
しかし実務では、
・曜日を文字として表示したい
・曜日を数値として扱いたい
・曜日を条件に分析したい
など目的が異なるため、どの関数を使えばよいのか迷うことも少なくありません。
この記事では、Excelで曜日を扱う代表的な関数である TEXT関数・WEEKDAY関数・CHOOSE関数の使い方と使い分けを整理しながら解説します。
曜日処理を正しく理解しておくことで、スケジュール表やデータ分析の効率が大きく向上します。
目次
- ✅ Excelで曜日を扱う関数の基本を理解する
- ・曜日を文字として表示するケース
- ・曜日を数値として扱うケース
- ✅ ExcelのTEXT関数で曜日を表示する方法
- ・例:TEXT関数で曜日を表示する
- ・TEXT関数の表示パターン
- ・TEXT関数を使うメリット
- ✅ WEEKDAY関数で曜日を数値として取得する
- ・WEEKDAY関数の基本構文
- ・曜日と数値の対応
- ・土日を判定する例
- ✅ CHOOSE関数で曜日を自由に表示する方法
- ・CHOOSE関数の基本構文
- ・CHOOSE関数のメリット
- ✅ Excelで曜日関数を使い分ける考え方
- ・表示目的ならTEXT関数
- ・分析目的ならWEEKDAY関数
- ・表示変換ならCHOOSE関数
- ✅ ExcelVBAで曜日処理を自動化する方法
- ✅ まとめ:Excelの曜日関数を正しく使い分けよう
✅ Excelで曜日を扱う関数の基本を理解する
Excelで曜日を扱う場合、多くの人は「曜日を表示する方法」だけを覚えようとします。
しかし実務では、曜日の扱い方は用途によって大きく変わります。
例えば予定表や日報では曜日を表示できれば十分ですが、売上分析や業務データでは曜日を条件として使うことが多くなります。
ここを理解しないまま関数を使うと、
・関数の選び方を間違える
・処理が複雑になる
・データ分析がしにくくなる
といった問題が起こることがあります。
Excelでは曜日の扱い方を大きく分けると次の2つになります。
・曜日を文字として表示する
・曜日を数値として取得する
この違いを理解することが、曜日関数を使いこなすための重要なポイントになります。
・曜日を文字として表示するケース
曜日をそのまま表示したい場合は、次のような用途になります。
・スケジュール表
・日報
・カレンダー
・タスク管理表
この場合は TEXT関数 が最もよく使われます。
・曜日を数値として扱うケース
曜日を条件として使う場合は、次のようなケースになります。
・土日を判定する
・曜日別の売上分析
・条件付き書式
・業務分析
この場合は WEEKDAY関数 がよく使われます。
✅ ExcelのTEXT関数で曜日を表示する方法
TEXT関数は、Excelで曜日を表示する最も簡単な方法です。
日付データを指定した表示形式で表示することができます。
予定表や日報など、曜日を見やすく表示したい場合によく使われます。
TEXT関数の基本構文は次の通りです。
"=TEXT(日付セル,"表示形式")"
・例:TEXT関数で曜日を表示する
例えばA1セルに日付が入力されている場合、次の式を入力します。
"=TEXT(A1,"aaa")"
この式を入力すると、曜日が表示されます。
操作手順
1 A1セルに日付を入力
2 B1セルを選択
3 数式バーに
"=TEXT(A1,"aaa")"
を入力
4 Enterキーを押す
これで曜日が自動表示されます。
・TEXT関数の表示パターン
TEXT関数では曜日の表示方法を変更できます。
| 表示形式 | 表示例 |
|---|---|
| aaa | 月 |
| aaaa | 月曜日 |
このように表示方法を柔軟に変更できます。
・TEXT関数を使うメリット
TEXT関数のメリットは次の通りです。
・曜日表示が簡単
・日付と連動して自動更新
・表示形式を柔軟に変更できる
そのため、カレンダーやスケジュール表では非常に便利です。
✅ WEEKDAY関数で曜日を数値として取得する
TEXT関数は曜日表示には便利ですが、データ分析には向いていません。
その理由は、曜日が文字として扱われるためです。
分析や条件判定では、曜日を数値として扱う方が便利になります。
そのときに使われるのが WEEKDAY関数 です。
・WEEKDAY関数の基本構文
WEEKDAY関数の基本構文は次の通りです。
"=WEEKDAY(日付)"
例えば
"=WEEKDAY(A1)"
と入力すると、曜日が数値で返されます。
・曜日と数値の対応
| 曜日 | 数値 |
|---|---|
| 日曜 | 1 |
| 月曜 | 2 |
| 火曜 | 3 |
| 水曜 | 4 |
| 木曜 | 5 |
| 金曜 | 6 |
| 土曜 | 7 |
・土日を判定する例
例えば次の式です。
"=IF(WEEKDAY(A1)=1,"休日","平日")"
操作手順
1 A1に日付を入力
2 B1に式を入力
3 Enterキー
これで日曜か平日かを判定できます。
WEEKDAY関数は、曜日を数値として取得できるため、
土日判定や曜日別の条件設定にもよく使われます。
例えば、土日だけセルの色を変えるといった設定も
WEEKDAY関数を使うことで自動化できます。
▶ 曜日を判定してセルを自動で色分けする方法については
【Excel】曜日を自動判定して色分けする仕組みを徹底解説
で詳しく解説しています。
✅ CHOOSE関数で曜日を自由に表示する方法
WEEKDAY関数は曜日を数値で取得できますが、その数値を曜日表示に変換したい場合があります。
そのときに便利なのが CHOOSE関数 です。
・CHOOSE関数の基本構文
"=CHOOSE(WEEKDAY(A1),"日","月","火","水","木","金","土")"
この式では、
1 WEEKDAY関数で曜日を取得
2 CHOOSE関数で曜日文字に変換
という処理をしています。
・CHOOSE関数のメリット
CHOOSE関数のメリットは次の通りです。
・曜日表示を自由に変更できる
・英語表記にできる
・独自の表記に変更できる
例えば
"=CHOOSE(WEEKDAY(A1),"Sun","Mon","Tue","Wed","Thu","Fri","Sat")"
とすると英語表記になります。
✅ Excelで曜日関数を使い分ける考え方
Excelでは曜日関数が複数ありますが、重要なのは目的に応じて使い分けることです。
・表示目的ならTEXT関数
おすすめ用途
・カレンダー
・スケジュール表
・日報
・分析目的ならWEEKDAY関数
おすすめ用途
・曜日分析
・土日判定
・条件付き書式
・表示変換ならCHOOSE関数
おすすめ用途
・曜日表記変更
・英語表示
・カスタム表示
曜日関数は、単に曜日を表示するだけでなく
業務スケジュールや営業日計算にも活用できます。
例えば
・土日を除いた納期計算
・営業日ベースのスケジュール
・業務の締め日管理
などでは、曜日判定と日付計算を組み合わせて使うことが多くなります。
▶ 土日や祝日を除いた営業日計算については
【Excel】営業日を計算する方法|WORKDAY・NETWORKDAYS関数で休日を除外
で詳しく解説しています。
✅ ExcelVBAで曜日処理を自動化する方法
Excelで曜日処理を頻繁に行う場合、VBAで自動化する方法もあります。
例えば
・曜日列を自動作成
・土日を自動判定
・カレンダー生成
などの処理です。
大量のデータを扱う業務では、こうした処理をVBAで自動化することで作業効率を大きく改善できます。
✅ まとめ:Excelの曜日関数を正しく使い分けよう
Excelで曜日を扱う方法はいくつかありますが、目的によって使う関数が変わります。
今回のポイントをまとめます。
・TEXT関数は曜日表示に便利
・WEEKDAY関数は曜日分析に便利
・CHOOSE関数は曜日表示の変換に便利
・用途に応じて関数を使い分けることが重要
曜日関数を理解しておくことで、スケジュール管理やデータ分析の効率が大きく向上します。
ぜひ今回紹介した関数を活用して、Excelで曜日処理を効率化してみてください。