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【マクロ】無料版・有料版テンプレートの使い方ガイド|ZIP解凍方法&警告解除の手順をわかりやすく解説

テンプレートをダウンロードしても「うまく動かない」「開けない」「エラーが出る」という声は少なくありません。特にExcelやパソコン操作に慣れていない場合、ちょっとした設定ミスが原因で使い始める前に挫折してしまうこともあります。せっかく便利なテンプレートを手に入れたのに活用できなければ意味がありません。本記事では、無料テンプレートやnoteで販売されているテンプレートを初めて使う方でもスムーズに利用できるよう、事前準備からダウンロード、開き方、トラブル解決までを丁寧に解説します。

テンプレート配布者にとっても、利用者のリテラシーに関係なく正しく使ってもらえるようサポートできれば満足度向上につながります。購入者やダウンロードユーザーからの問い合わせ対応が減るため、制作者側にもメリットは大きいです。ぜひこの記事の内容を参考に、安心してテンプレート活用を進めてください。

✅ 1. ダウンロード前に確認しておくこと

多くのトラブルは、テンプレートをダウンロードする前の段階で「環境が合っていない」ことが原因です。本章では失敗しないための事前確認をまとめています。

Excelのバージョンを確認

特にマクロ付きテンプレートは、Excelのバージョンによって動作が大きく変わります。

  • Excel 2019 / 2021 / Microsoft 365 → 基本的に問題なし
  • Excel 2016 → 一部機能が制限される可能性あり
  • Excel 2013以前 → 非推奨(VBAが正常に動かないことがある)

互換モードで開かれる場合、レイアウト崩れや関数が使えないことも。

参考:【Excel】バージョンの確認方法|Windows/Mac対応で初心者でもすぐわかるガイド

ファイル形式(拡張子)を理解する

初心者がつまずくポイント No.1

拡張子意味マクロ
.xlsx通常のExcelブック使えない
.xlsmマクロ有効ブック使える
.xlsb高速動作対応形式使える

特に「.xlsm」は警告が出やすいですが、危険なわけではありません。

保存場所をわかりやすく

ダウンロードしたのに「どこに保存されたかわからない」という相談がとても多いです。

推奨保存場所
✅ デスクトップ
✅ ドキュメント(Excelフォルダなど)


✅ 無料テンプレート(ZIP形式)の使い方

無料版テンプレートは、複数ファイルをまとめた ZIP形式 で配布しています。
ZIPのままではExcelで開けませんので、まず 解凍(展開) が必要です。


① ダウンロードしたZIPファイルを探す

ダウンロード後、以下のいずれかに保存されています:

  • PCの ダウンロード フォルダ
  • ブラウザの設定により デスクトップ に保存される場合もあり

指定不可


② ZIPを解凍する

ZIPファイルを 右クリック して「すべて展開」を選択します。

右クリック → すべて展開

その後、保存先を確認して「展開」をクリックするだけでOKです。

「すべて展開 → 展開完了フォルダ」


③ 解凍されたフォルダからExcelファイルを開く

展開後のフォルダ内にテンプレートが入っています。

  • Excelアイコンのファイル(.xlsx または .xlsm)

をクリックして開いてください。


④ セキュリティ警告が出たら…

ファイルを開くと、画面上部に以下のような黄色い帯が表示されることがあります:

  • 「保護されたビュー」
  • 「編集を有効にする」

その場合は、次の順にクリックします:

1️⃣ 「編集を有効にする」
2️⃣ (マクロありの場合)「コンテンツの有効化」


✅Excelで「セキュリティリスク:このファイルのソースが信頼できない」エラーが表示される場合の対処法

Excelでファイルを開いた際に、赤帯で「セキュリティリスク:このファイルのソースが信頼できないため、Microsoft によりマクロの実行がブロックされました。」と表示されることがあります。
これは、インターネット上からダウンロードしたファイルなど、信頼できない場所から取得したと判断された場合に表示される保護機能です。

以下の手順でマクロを使用できるようになります


・手順1:ファイルのブロックを解除する

  1. Excelを 一度閉じます
  2. 対象のExcelファイルを 右クリック
  3. プロパティ」をクリック
  4. 全般」タブの下部にある
    許可する(ブロックの解除)」にチェック
  5. 「OK」をクリックして閉じる
  6. 再度Excelファイルを開く

これにより、マクロが実行可能な状態に戻ります


・手順2:信頼済みの場所に保存し直す(推奨)

ファイルの保存場所が ダウンロードフォルダ などの場合、毎回警告が出る可能性があります。
以下の場所へ移動すると安全に使えます

推奨保存先例

  • ドキュメント
  • OneDrive 内の任意フォルダ
  • 企業ネットワーク上の許可された共有フォルダ

・手順3:信頼済みフォルダーを設定する(権限がある場合)

  1. Excel上部メニューから 「ファイル」
  2. オプション」 → 「トラストセンター
  3. トラストセンターの設定」 → 「信頼できる場所
  4. 追加」ボタンからフォルダを登録

→ 登録されたフォルダ内のファイルは 警告なしでマクロ実行が可能になります。


✅それでも解決しない場合は?

  • IT部門でマクロ制限がかけられている
  • Excelのセキュリティポリシーが強化されている
  • ファイル形式が xlsm / xlsb になっていない

なども原因になり得ます。


✅ 無料版が動かないときのチェックリスト

症状原因対処法
エラーが出るZIPのまま開いている一度解凍する
入力できない保護されたビュー編集を有効にする
マクロが動かないマクロ無効設定コンテンツ有効化

無料版はPCでの利用を推奨
スマホでは解凍・編集がうまくいかない場合があります。


✅ 有料テンプレート(.xlsm形式)の使い方

有料版テンプレートは ZIPではなく、
そのまま開ける .xlsm(マクロ有効Excelファイル) で配布しています。

VBAによる自動処理機能を含むため、Excel側がセキュリティ警告を出すことがあります。
これは 正常な挙動であり、ウイルスではありませんのでご安心ください。


① ダウンロードして保存

購入後、PC任意の場所(デスクトップなど)へ保存します。


② セキュリティ警告に対応する

ファイルを開いた際に以下の黄色いバーが表示されます:

  • 「マクロが無効になっています」
  • 「コンテンツを有効化してください」

その場合、次をクリックします

✅ 「コンテンツの有効化」


③ マクロを常に使えるようにする(設定)

警告が毎回出るのが面倒な方は「信頼できる場所」へ登録できます。

ファイル → オプション
→ セキュリティセンター
→ セキュリティセンターの設定
→ 信頼できる場所
→ 新しい場所の追加

テンプレート保存フォルダを指定すると警告が出なくなります。


✅ .xlsmに関するよくある質問

質問答え
ウイルスの可能性は?ありません(信頼できる配布元からDLした場合)
マクロは必須?自動処理に必要なので有効化してください
スマホで使える?利用不可(PC Excel必須)

注意
会社PCではセキュリティでマクロが制限されている場合があります。
その場合は 情報システム担当に相談をお願いします。


✅ 無料版・有料版の違いまとめ

項目無料版(ZIP)有料版(.xlsm)
形式ZIP → 解凍が必要そのまま開ける
マクロファイルにより異なる搭載(必須)
警告保護ビュー解除コンテンツ有効化が必要
スマホ利用不可不可(PC必須)
サポートなしメールサポートあり
対象操作に慣れている人向け初心者含め実務者向け

✅ まとめ|まずはZIP解凍と警告解除がポイント

テンプレートが利用できない原因の多くは、下記のどちらかです。

  • ZIPのまま開いている(無料版)
  • マクロを有効化していない(有料版)

この2点さえ押さえておけば、ほとんどの問題は解決できます。

困ったときはこのページを見返しながら設定を進めてください。
より便利に使っていただけるよう、今後も改善・アップデートを予定しています。

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