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【Excel】列ごとに掛け算をする方法|関数と手順をやさしく解説

Excelでデータを扱っていると、「複数の列にある数値を掛け算したい」「A列のすべての数値とB列のすべての数値を行ごとに掛け算したい」といったシーンによく出会います。
特に、売上計算・コスト計算・重み付き平均の算出など、ビジネスにおいて「列ごとの掛け算」は非常に頻出する作業です。

そこで本記事では、Excelで列ごとに掛け算を行う方法について、初心者にもわかりやすく、関数の使い方から応用方法まで丁寧に解説します。
「SUMPRODUCT」や「配列数式」、「オートフィル」など、実務で使えるテクニックも合わせてご紹介します。

■Excelにおける「列ごとに掛け算」とは?

Excelで「列ごとに掛け算をする」とは、通常、同じ行にある複数のセル同士を行単位で掛けて、結果を新たな列に出力するという意味で使われます。

例:

A列(単価)B列(数量)C列(合計金額)
1003=A2*B2
2005=A3*B3
1504=A4*B4

このように、「A列の値 × B列の値」を行ごとに掛けて、C列に出力していく操作が基本になります。

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✅ 基本操作|セル参照とオートフィルで列ごとの掛け算をする

【Excel】【初心者向け】掛け算・足し算と「かっこ」の正しい使い方|順序を間違えないための基本ルール

ステップ①:式を1行目に入力

例:C2セルに以下の式を入力します。

=A2*B2

ステップ②:オートフィルで下までコピー

  • C2セルの右下にカーソルを合わせると「+」マーク(フィルハンドル)が表示されます。
  • そのまま下にドラッグすれば、全行の掛け算が自動的に計算されます。

ポイント:

  • Excelは相対参照を利用しているため、C3には自動で「=A3*B3」と入ります。
  • この方法が最も基本的かつ汎用的です。

✅ 中間列なしで列ごとの掛け算結果を合計するには?SUMPRODUCTが便利!

「掛け算の結果を表示せず、合計値だけ出したい」という場合には、SUMPRODUCT関数が最適です。

書式:

=SUMPRODUCT(A2:A10, B2:B10)

処理内容:

この関数は、「A2×B2 + A3×B3 + A4×B4 …」という各行の掛け算の合計を一発で求めるものです。

主なメリット:

特徴内容
中間列が不要結果の列を作成せずに合計を取得できる
すっきりとしたシート構成見た目がスマートに仕上がる
処理が高速多数行でも瞬時に計算される

✅ Excel 365/2021以降:配列演算を使った列ごとの掛け算

最新のExcel(Office 365やExcel 2021以降)では、動的配列に対応しており、以下のように記述できます。

例:

=SUM(A2:A10 * B2:B10)

これは SUMPRODUCT と同じ計算を行いますが、より直感的でシンプルです。

注意点:

  • この式は「配列数式」の一種ですが、最新バージョンでは Enter キーだけでOK
  • Excel 2019以前のバージョンでは、Ctrl + Shift + Enter が必要になる場合があります。

✅ 列ごとに掛け算した結果を「複数列で」表示したいとき

たとえば、A列:単価、B列:数量、C列:税率がある場合、以下のように2段階の掛け算が必要です。

=A2*B2*C2

この式をC列に入力し、オートフィルでコピーすれば、複数の列を使った掛け算も行単位でまとめて処理できます。


■列ごとの掛け算を利用した実務例

✅ 売上管理

  • 単価 × 数量 = 金額
  • SUMPRODUCTで売上合計を一発計算

✅ 給与計算

  • 時給 × 労働時間 × 出勤日数 = 支給額

✅ 加重平均の算出

=SUMPRODUCT(点数列, 重み列) / SUM(重み列)
  • 成績評価や人事評価での活用に有効

✅ 見積書作成

  • 各品目の「単価 × 数量」で小計を出し、全体をSUMで合計

■よくあるミスとその対処法

トラブル原因解決方法
#VALUE! エラーになる数値でないセル(例:文字列や空白)が混在している数値のみのセルを対象にする/ISNUMBERで検査
#SPILL! エラー結果を表示するセルの隣にデータがある出力先をクリアしてから再入力
掛け算結果がずれるセル参照がずれている/絶対参照と相対参照の混同必要に応じて $A$2 などで固定
表示されるのに印刷時に見えない罫線が未設定で、区切りが分かりづらくなる表に罫線や塗りつぶしを設定して視認性を向上

■よくある質問(FAQ)

【Excel】【初心者向け】掛け算とSUM関数を正しく使う方法|表計算の基本と応用をわかりやすく解説

Q. 複数の列にある数値を一括で掛け算するには?

A. 各行に「=A2B2C2」のように式を入れ、オートフィルでコピーすれば一括で処理できます。


Q. 掛け算の結果を表示せず、合計だけ出したいときは?

A. SUMPRODUCT(A2:A10, B2:B10) で掛け算と合計を一発で求められます。


Q. 掛け算対象の列数が多いときは?

A. =A2*B2*C2*D2*E2... などと列を順に掛けていくことが可能です。ただし、数が多すぎるとメンテナンス性が落ちるため、SUMPRODUCTなどで対応すると便利です。


■まとめ|Excelで列ごとの掛け算を正しく使いこなそう

Excelでは、列ごとに掛け算を行う処理が頻繁に登場します。基本的には「*」演算子を使い、オートフィルでまとめて処理する方法が中心ですが、状況に応じて以下のように使い分けると便利です。


・ 本記事のポイントまとめ

方法内容
基本の掛け算=A2*B2 を入力し、オートフィルで下にコピー
合計を出すSUMPRODUCT または SUM(A2:A10*B2:B10) を使用
複数列の掛け算=A2*B2*C2 のように複数列を指定可能
エラー対処#VALUE!#SPILL! の原因を特定して修正
活用例売上計算、給与計算、加重平均、見積書などに応用可

列ごとの掛け算は、Excelの基本操作の中でも非常に実用性が高く、あらゆる業務に直結する重要なスキルです。
本記事を参考に、掛け算処理を正しく理解・活用して、Excel作業をよりスピーディかつ正確に進めていきましょう。

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