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【Excel】月単位の日付計算をする方法【月末処理・締日・請求書にも使える!】

Excelで日付を扱う業務では、「日単位」ではなく月単位で日付を計算したい場面がよくあります。
例えば、請求書の締日や契約更新日、月末処理などです。

しかし実際にExcelで月単位の日付計算を行おうとすると、次のような疑問やトラブルに出会うことがあります。

  • 「1か月後の日付」を求めたい
  • 月末がズレてしまう
  • 日付に30日を足すと正しい結果にならない
  • 月をまたぐと日付がずれる

このような問題は、日数ではなく「月」という単位を正しく扱う関数を使うことで解決できます。

この記事では、Excelで月単位の日付計算を行う方法を、実務でよく使うパターンを中心に詳しく解説します。
請求処理・スケジュール管理・契約更新などにも応用できるため、ぜひ実務で役立ててください。

✅ Excelで月単位の日付計算を行う基本

Excelでは日付を「数値」として管理しています。
そのため、単純に日付に数値を足すことで日数計算はできます。

しかし、月単位の計算は少し事情が異なります。

なぜなら、月の日数は一定ではないためです。

例えば

  • 1月:31日
  • 2月:28日(うるう年は29日)
  • 3月:31日

というように、月ごとに日数が異なります。

そのため、単純に

「30日足す」

という計算をすると、正しい月計算にならないケースが発生します。

そこでExcelでは、月単位の計算を安全に行うために
EDATE関数という関数が用意されています。


✅ Excelで月単位の日付計算をする方法(EDATE関数)

Excelで月単位の日付計算をする最も基本的な方法は、EDATE関数を使うことです。

この関数を使うと、指定した日付から「〇か月後」「〇か月前」の日付を簡単に求めることができます。

・構文:EDATE関数

"=EDATE(開始日, 月数)"

引数の意味は次の通りです。

項目内容
開始日計算の基準となる日付
月数加算または減算する月数

・例:1か月後の日付を求める

A1セルに日付があるとします。

A1
2024/1/15

この場合、1か月後の日付を求める式は次の通りです。

"=EDATE(A1,1)"

結果

2024/2/15

このように、同じ日付で1か月後を正確に求めることができます。


・例:3か月後の日付

"=EDATE(A1,3)"

結果

2024/4/15


・例:1か月前の日付

"=EDATE(A1,-1)"

結果

2023/12/15

このように、マイナス値を指定すると過去の日付も計算できます。


✅ 月末の日付を計算する方法

実務では、月末を求めたいケースも多くあります。

例えば

  • 請求書の締日
  • 月末処理
  • 支払期限
  • 月次レポート

などです。

このような場合は、EOMONTH関数を使います。


・構文:EOMONTH関数

"=EOMONTH(開始日, 月数)"

この関数は、指定した日付から
**指定した月の「月末日」**を返します。


・例:今月の月末

A1に日付がある場合

"=EOMONTH(A1,0)"

結果

2024/1/31


・例:来月の月末

"=EOMONTH(A1,1)"

結果

2024/2/29


・例:先月の月末

"=EOMONTH(A1,-1)"

結果

2023/12/31

この関数は、月末処理で非常によく使われます。


✅ 月単位の日付計算でよくある失敗

Excelの日付計算では、いくつかのミスがよく起きます。
特に月計算では注意が必要です。

ここでは代表的な失敗例を紹介します。


・失敗例:30日を足してしまう

例えば

2024/1/31に対して

"=A1+30"

と計算すると

2024/3/1

になります。

これは

  • 2月が28日しかない
  • 30日足した結果

このようなズレが起こります。

そのため、月単位の計算ではEDATE関数を使うことが重要です。


・失敗例:月末日がズレる

例えば

2024/1/31

に対して

"=EDATE(A1,1)"

を使うと

2024/2/29

になります。

これは

月末を維持する挙動

です。

この仕様を知らないと、
「日付が変わってしまった」と感じることがあります。


✅ 請求書や締日処理での活用例

月単位の日付計算は、実務でも非常に多く使われます。

例えば請求処理です。


・例:請求日の翌月末を求める

請求日
2024/1/15

翌月末

"=EOMONTH(A1,1)"

結果

2024/2/29


・例:契約更新日

契約開始日
2024/1/10

3か月更新

"=EDATE(A1,3)"

結果

2024/4/10


・例:支払期限

請求日から2か月後

"=EDATE(A1,2)"

結果

2024/3/15

請求処理や契約更新などでは、
「〇か月後」だけでなく
「〇日後」の日付を求めたい場面も多くあります。

Excelで「何日後」の日付を計算する方法については、
次の記事でも詳しく解説しています。

【Excel】「何日後」の日付を関数で計算する方法【納期・リマインド・スケジュール管理に◎】


✅ 月単位の日付計算をさらに便利にするテクニック

Excelでは、他の関数と組み合わせることで
さらに便利な日付処理が可能になります。


・例:今日から1か月後

"=EDATE(TODAY(),1)"

この関数を使うと、
常に最新の日付から1か月後を計算できます。


・例:今月の月末

"=EOMONTH(TODAY(),0)"

月末処理の自動化に便利です。


✅ Excel VBAで月単位の日付計算を自動化する

Excel関数でも月計算はできますが、
業務によってはVBAで自動化するケースもあります。

例えば

  • 毎月の請求書作成
  • 契約更新管理
  • 月次レポート生成

などです。

VBAでは、次のように月計算を行うことができます。

Dim nextMonth As Date
nextMonth = DateAdd("m", 1, Date)

このコードは

現在の日付から1か月後

を求める処理です。

VBAを活用することで、
月次処理を自動化することも可能になります。

Excel VBAで月単位の日付計算を行う場合、
月末日を正しく取得する処理が必要になるケースも多くあります。

VBAで月の最終日を安全に求める方法については、
次の記事で詳しく解説しています。

【VBA】月の最終日を簡単に求める方法|DateSerialで月末処理を安全に自動化


 

✅ まとめ:Excelの月単位日付計算を正しく使おう

Excelで月単位の日付計算を行うときは、
単純に日数を足すのではなく、専用関数を使うことが重要です。

今回のポイントをまとめます。

  • 月単位の日付計算はEDATE関数を使う
  • 月末日はEOMONTH関数で求める
  • 日数加算では月計算が正しくならないことがある
  • 請求書・契約更新・支払期限などで活用できる
  • TODAY関数と組み合わせると自動化できる

Excelの日付計算を正しく使えるようになると、
スケジュール管理や業務処理を大きく効率化できます。

ぜひ今回紹介した方法を活用して、
Excelの日付計算をより便利に使いこなしてみてください。

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