RPA(Robotic Process Automation)は、Excel処理、ファイル操作、Web操作、業務フローの自動化など、企業のあらゆる作業を効率化します。しかし実務では、次のような課題が非常に多く発生します。
- 「どう自動化すべきか整理できない」
- 「ロボット設計に抜け漏れが多い」
- 「条件分岐や例外処理をどう書けば良いか迷う」
- 「手順書が曖昧で開発が進まない」
- 「エラー原因の特定が難しい」
- 「業務担当者とうまく要件を固められない」
これらの悩みを“劇的に解消する”のが ChatGPT × RPAプロンプト活用 です。
ChatGPTは、
- 要件整理
- 手順化
- RPA設計案の自動生成
- UiPath / Power Automate に向けた疑似コード作成
- エラー原因の分析
- セレクタ改善
- テストケース生成
- ロボット改善提案
まで行うことができるため、RPA開発のスピードと品質が大幅に向上します。
この記事では、RPA開発者・業務担当者のどちらにも役立つ「実務プロンプト集」をまとめました。
目次
- ✅ ChatGPTをRPAに活用するメリット
- ・業務手順を「自動で構造化」してくれる
- ・設計ドキュメントのドラフトを作成
- ・エラー原因の絞り込みが高速
- ・セレクタ改善にも対応
- ・業務改善の視点を提供
- ✅ ChatGPTで使えるRPA向けプロンプト集
- ✅ 業務整理・ヒアリング用プロンプト
- ・曖昧な業務から手順化
- ・業務概要を要件書として成形
- ・ヒアリング項目の自動生成
- ✅ RPA設計(UiPath / Power Automate)向けプロンプト
- ・自動化できる部分と、手動のままが良い部分を分類
- ・フロー設計案の生成
- ・疑似コードの生成
- ・フロー図形式で説明
- ✅ 条件分岐・例外処理プロンプト
- ・条件の洗い出し
- ・例外ケース一覧
- ・Power Automate の条件式生成
- ・UiPathで必要なIF分岐を生成
- ✅ Excel処理(RPA必須領域)向けプロンプト
- ・Excel列の値取得
- ・複数条件でのデータ抽出
- ・エラー回避付きの処理案
- ✅ ファイル操作向けプロンプト
- ・フォルダ内のファイル一覧取得
- ・ファイル名の変換(連番・日付)
- ・ファイル移動のロジック
- ✅ Web操作(ログイン・スクレイピング)向けプロンプト
- ・ログイン手順の構造化
- ・動的セレクタの安定化プロンプト
- ・Webデータ抽出ロジック
- ✅ エラー原因解析プロンプト
- ・UiPathエラーの原因特定
- ・Power Automate の失敗分析
- ・頻出エラーへの対処方法
- ✅ テストケース・検証向けプロンプト
- ・テスト観点の作成
- ・正常系/異常系テストの生成
- ・単体テスト手順の整理
- ✅ 改善提案・自動化の高度化プロンプト
- ・改善案の自動提示
- ・業務そのものの改善提案
- ・RPA化の優先順位整理
- ✅ ChatGPTを最大活用するための手順
- ・ステップ1:業務内容をそのまま書く
- ・ステップ2:前提条件を追加
- ・ステップ3:期待する成果物を明確に
- ・ステップ4:例外処理も指定
- ・ステップ5:必要ならコード・画面構造も添付
- ✅ まとめ:ChatGPTは“RPA開発の加速装置”になる
✅ ChatGPTをRPAに活用するメリット
・業務手順を「自動で構造化」してくれる
あいまいな業務説明でも、ChatGPTがフローチャート形式に変換。
・設計ドキュメントのドラフトを作成
PDD/SDD/テスト仕様書のドラフトを自動生成。
・エラー原因の絞り込みが高速
ログ内容を貼るだけで、原因候補と対策を提示。
・セレクタ改善にも対応
UiPath特有の “不安定セレクタ” のパターンから改善案を生成。
・業務改善の視点を提供
RPA導入前の業務見直しも提案できる。
✅ ChatGPTで使えるRPA向けプロンプト集
✅ 業務整理・ヒアリング用プロンプト
・曖昧な業務から手順化
次の業務内容を、RPAで自動化する前提で手順として整理してください。
(業務内容をここに記載)
・業務概要を要件書として成形
以下の業務説明を、RPA向けの要件定義(概要・対象範囲・前提条件・例外・期待成果)として整理してください。
・ヒアリング項目の自動生成
この業務をRPA化するために、担当者に確認すべき質問リストを作成してください。
✅ RPA設計(UiPath / Power Automate)向けプロンプト
・自動化できる部分と、手動のままが良い部分を分類
次の業務フローを読み、RPA化できる部分と人が判断すべき部分に分類してください。
・フロー設計案の生成
次の業務を自動化する場合の、UiPath/Power Automate向けフロー案を作成してください。
・疑似コードの生成
下記要件をもとに、UiPathで構築するフローの疑似コードを作ってください。
・フロー図形式で説明
この業務をRPAで自動化する場合のフローを、フローチャート形式の文章で作成してください。
✅ 条件分岐・例外処理プロンプト
RPA開発で最も難しい部分が 条件分岐 と 例外処理 です。
・条件の洗い出し
次の業務要件に必要な条件分岐をすべて抽出し、整理してください。
・例外ケース一覧
この処理で起こり得る例外を列挙し、それぞれの対処方法も示してください。
・Power Automate の条件式生成
次の条件をPower Automateの式で表現してください。
また、真の場合と偽の場合に行う処理案も提示してください。
・UiPathで必要なIF分岐を生成
この業務に必要なIF分岐を、UiPath形式で作成してください。主要変数名も提案してください。
✅ Excel処理(RPA必須領域)向けプロンプト
・Excel列の値取得
ExcelのA列を読み込み、空白行を除外してリスト化するRPA向けロジックを作ってください。
・複数条件でのデータ抽出
Excelのデータから、次の条件に当てはまる行を抽出するRPAロジックを作ってください。
(条件:A列が「営業」、B列が100以上、C列が今日の日付)
参考:【Excel】「セルに特定の文字が入っていたら」複数条件を判定する方法|IF・OR・SEARCH関数・エラー回避付きの処理案
Excelファイルが開けない、列が存在しないなどの場合の例外処理も含めて、RPAのExcel処理フロー案を作ってください。
✅ ファイル操作向けプロンプト
・フォルダ内のファイル一覧取得
指定フォルダ内のファイル名を取得し、Excelに書き出すRPAロジックを作成してください。
参考:【VBA】フォルダ内のファイル名を順番に取得してExcelに書き出す方法|Dir・FSOで一覧化・ファイル名の変換(連番・日付)
フォルダ内のすべてのExcelファイルのファイル名に日付を付与する処理をRPA向けに作成してください。
・ファイル移動のロジック
指定条件に一致したファイルだけを、別フォルダに移動するRPAロジック案を作ってください。
✅ Web操作(ログイン・スクレイピング)向けプロンプト
・ログイン手順の構造化
次のWebサービスにログインするRPA手順を構造化してください。
(URL・入力項目を記載)
・動的セレクタの安定化プロンプト
このセレクタが安定しない原因と、安定するための改善案を提示してください。
(セレクタ内容)
・Webデータ抽出ロジック
Webページから、商品名・価格・日付を抽出しExcelに転記するRPAロジックを作成してください。
✅ エラー原因解析プロンプト
・UiPathエラーの原因特定
次のUiPathログの内容を読み取り、考えられる原因と修正方法を提示してください。
(ログ内容)
・Power Automate の失敗分析
Flowが失敗した際の詳細ログを読み、原因を特定し、再発防止策も提示してください。
・頻出エラーへの対処方法
このRPA処理で起こりがちなエラーを列挙し、それぞれのエラー回避策も提示してください。
✅ テストケース・検証向けプロンプト
・テスト観点の作成
次の業務のRPA化に必要なテスト観点をリスト化してください。
・正常系/異常系テストの生成
このRPAフローの正常系・異常系テストケースを作ってください。パス条件・入力値・期待結果を含めてください。
・単体テスト手順の整理
このフローを単体テストするための具体的な確認手順を作成してください。
✅ 改善提案・自動化の高度化プロンプト
・改善案の自動提示
このロボットの処理内容を分析し、改善案を3つ以上提示してください。
・業務そのものの改善提案
RPA導入前提ではなく、業務改善として見直すべき点を提案してください。
・RPA化の優先順位整理
自動化候補10件について、ROI・工数・手作業頻度から優先順位をつけてください。
✅ ChatGPTを最大活用するための手順
・ステップ1:業務内容をそのまま書く
曖昧で構いません。
・ステップ2:前提条件を追加
ログインが必要、手入力があるなど。
・ステップ3:期待する成果物を明確に
Excel出力、メール送信、一覧化など。
・ステップ4:例外処理も指定
「エラー時は停止」「スキップして続行」など。
・ステップ5:必要ならコード・画面構造も添付
ChatGPTは構造情報を渡すほど精度が上がります。
✅ まとめ:ChatGPTは“RPA開発の加速装置”になる
- 要件定義・手順化・フロー設計が自動生成
- UiPath / Power Automate のロジック生成が可能
- エラー原因の特定も高速
- セレクタ改善・Excel処理・ファイル操作まで対応
- テストケース作成、改善提案も得意
- RPA業務の属人化を防ぎ、品質と速度が大幅に向上